うつ病の原因として、ストレスが関係します。仕事や家庭、過去の経験など様々なことが原因になります。

デパスでうつ病退散


うつ病の原因

うつ病の原因

うつ病とは、気分が落ち込み、やる気が起きなくなり、焦りや悲しみ、不安などを特徴とした精神障害です。「わけもなく悲しくてつらい状況が出口が見えないままずっと続く」というこの病気は、全世界で3億人以上の人が有していると言われています。

広く世界に知られている病気ですが、うつ病はなぜ起こるのか。という原因はいまだはっきりとわかっていません。ただ、多くの研究者の調べにより、脳で働いている神経の伝達物質が働きを悪くし始める中、様々な要因からなるストレスが重なって発病にいたると言われています。

環境要因

環境要因

生きてゆく上で様々な人と交わる人間関係やそして環境の変化からくるストレスは、数あるストレスの中でもかなり重いものだととらえられています。家族という存在をひとつ取っても、離婚をする、子供の受験が失敗したといった出来事。また、友人・ペットなど、身近な存在が亡くなってしまったという「死」のショックというのも大きいです。

また、会社をリストラされてしまい、先のことが不透明になってしまった、という仕事上の問題も大きなストレスとなります。望まれない転勤といった居住環境そのものの変化もこれにあたります。これらは「喪失体験」と言われ、居心地のよかった環境が失われることで生じるストレスです。

そしてストレスの作りはとても複雑なものです。仕事面の昇進、妊娠。出産、結婚などといった喜ばしい出来事も、うつを引き起こすストレスの要因になります。変化は喜ばしいことでもありますが、その変化もまた「これまでの環境が大きく変わる=失う」ということでもあります。喜びは喪失と表裏一体なんです。例えば結婚を控える人がわずらう「マリッジブルー」という言葉もありますが、本来喜ばしいことなのにそれを素直に喜べない。そんな喜べない自分がなんだか変な人間に思えてくる。

環境要因2

ストレスはこうしたかたちで蓄積され、うつのきっかけを作り出してゆくのです。これらは「適応障害」と言われています。他の環境要因として、幼少期のつらい体験、いわばトラウマとなっている出来事が大人になってから思い起こされるといったこともあります。環境によるストレスひとつとっても、実にたくさんの要因があり、現在の自分にとってなんでもないことでも、うつの引き金となりうる可能性があるんです。非常に私たちの脳は複雑というのがわかるのではないでしょうか。

身体因性うつ病

環境の大きな変化や精神的な葛藤といった、心理要因のストレスがうつ病の原因のひとつですが、もうひとつが脳や身体による病気が起因となるうつ病、「身体因性うつ病」です。

薬剤性うつ病

薬剤性うつ病

身体因性は病気からなる、という点でつながるのは、病気治療の薬品から起こるうつ病です。これらは「薬剤性うつ病」と言われています。その代表的なものが副腎皮質へのホルモン剤、通称「ステロイド剤」です。

副腎で作られるホルモンの効果を薬剤として応用したステロイド剤。外傷、感染などを抑えるために使われますが、その副作用として心理、認知に関わる危険性があります。そして投与の量によって、もちろん副作用も強くなります。

筋肉増強のためにステロイド剤を慢性的に注射している米国のプロレスラーが、ステロイド剤の副作用として精神が不安定になり、自殺をしたという報道もありました。病気を治すための薬が新たな病を生む。というのはつらい話ですが、うつ病にかかるリスクは多岐にわたるというのがおわかりいただけたでしょうか。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症

「身体因性うつ病」につながる身体の病気では、甲状腺機能低下症がもう一つの原因としてあげられます。甲状腺とは、人間の首や喉仏のあたりにある内分泌器官です。ここからは細胞の代謝の手助けをし、その動きを活発にさせる「甲状腺ホルモン」や、体の骨を強化するカルシウムを沈着させるカルシトニンというホルモンが分泌されています。

うつ病に繋がるのは「甲状腺ホルモン」です。細胞のサイクル、代謝を促す作用がある甲状腺ホルモンですが、その機能が落ちてくると「甲状腺ホルモンが減る=細胞の代謝が著しく減る」という流れが出来てしまいます。そうなってしまうと体の疲労も回復されず、倦怠感に悩まされたり、セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が分泌されるバランスが悪くなり、精神的にも不安定になってしまいます。これを「甲状腺機能亢進症」と言います。

倦怠感に悩み、精神的にもバランスを欠いてしまうというのは、うつ病の症状に似ています。いずれにせよ、うつ病に似た症状が出て、それが続くと本当のうつ病へと進んでいってしまうという点で、早めの対処が必要なものです。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症

うつ病に関わる脳の病気としての代表格といえば、アルツハイマー型認知症です。脳が萎縮することでその機能が減退してゆく認知症。アルツハイマー型認知症は認知症における全体数の中で、およそ5割を占めると言われる、最も多い認知症です。

日本では高齢者のうつ病が増えてきている傾向が見られますが、こうしたアルツハイマー型認知症からうつ病へとつながるケースも増加してきています。また、身なりに無頓着になる、物忘れが激しくなる、急にうたぐり深くなった…など、認知症とうつ病は症状が類似していることもあり、周りの不安感が増すことになります。